湯布院・日出生台

 春3月、日出生台は野焼きのシーズンでした。高速道路から真っ黒に焼かれた大地が見えました。野焼きは春を迎えた虫たちが地面から出てくる頃に枯れ草といっしょに焼いて農作物を虫害から守るという先人の知恵だそうです。

 日出生台は有名な豊後牛の産地です。広大な放牧地と思われた場所は自衛隊の基地でしたが,防衛庁との協議により,基地内でも放牧できるそうです。 沖縄でいう「黙認耕作地」のような形だそうです。

 日出生台の自衛隊基地では実弾による砲撃訓練が繰り返されています。沖縄の県道104号線越え砲撃訓練の問題の中で,今はも実弾演習を行っているそうです。由布院からつながる道路は戦車が通れるように硬いコンクリートでできていました。

 

 道路から砲撃訓練の発射地点が見えました。のんびりした野焼きの大地の中にある砲撃訓練の発射地点はなんともミスマッチな風景でした。

 

 

 湯布院の街でこんなステッカーを見つけました。基地に対する住民の思いが伝わってきました。

 

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