1998年 | 佳作 |
■作品名/山本邸 増築工事 ■設計/山栄建設一級建築士事務所 ■施工/山栄建設(株) ■竣工日/1997年12月20日 ■建物概要 ●建設地/広島県府中市出口町126-1 ●敷地面積/415.32m2 ●建築面積/44.94m2 ●延床面積/83.47m2 ● 構造・規模/在来木造 2階建 | |
■設備面の特記 ●厨房機器 コンビネーションクッキングヒーター/日立HTC-MA4 ●電気温水器 チューキCS-400MTB2-S ●冷暖房機器 蓄熱式電気暖房器/日本スティーベルETS-708SJ インバータエアコン/ダイキン ■設計コンセプト からだにやさしい家(これからのシルバーライフへの提案) バリアフリーという言葉は 家の中から段差をなくしたり、廊下の巾を広げたりして障害となる要因を取り除くこ と ですが、温度の差を見落としてはいないでしょうか? 一般 的に室温の差が5℃以上となると、からだに対してストレスとなり血管障害等の引 き金になるといわれてい ます。 そこで山栄建設の家は、床下に深夜電力を利用した蓄熱式暖房器を設置し、暖気を壁体 内を通 して家中に充満さ せ、床、壁、天井から輻射の熱をもらうという暖房方式で、足 の裏から暖かく、間仕切りに関係なく家中が均一 の温度となります。 また、夏期の冷房は2階の天井内に冷風を吹き込むことで、冷たい空気が家中を包み込み ます。 冷風に直接触れないのでとても体にやさしい空調です。 この特性を利用して、高齢者用の離れをつくりました。 狭い敷地(以前は家庭菜園のスペースだった約20坪程度)に効率よくプランしました。 温度差が無いので、廊下 を排除し、便利性を重視した間取りにしました。 また、日本舞踊の趣味をもつ施主のために2階は、可動間仕切り (といっても単なる引き 込み戸)で、大きな舞台(?)の雰囲気を楽しめる家となり、これからの住宅のひとつ の提案だと思います。 |