府中ニュース速報 平成14年 2月23日

電化住宅建築作品コンテストで
山栄建設、五期連続入賞達成!



中国電力(株)主催の「電化住宅建築作品コンテスト2001」で、山栄建設(株)
福山市御幸町・山本敏史社長)が五期連続入賞した。

同コンテストは「人・環境・未来にやさしい電化住宅」をテーマに、中国五県内で
竣工した建築物を対象にして、その”安全性、快適性、省エネ性、設計の自由性”
を競うもの。

第五回、2001年度は、百三十六点の応募があったが、五期連続入賞は同社が
初めて。

今回の入賞作品は、広島市に建てられた「平松邸」で、歩行困難な七十代の母
親と働く娘の二人暮らし住宅。

日当たりの悪かった市街密集地から郊外に移ったのを機に、「母親が安心して暮
らせる、光に満ちた家」を基本コンセプトに設計した。

家中の温度差が少ない外断熱 二重通気工法で、床下暖房を採用。

”母親にいつも明るい部屋にいて欲しい”との願いから、積極的に陽光を取り入れ
た二階に広いリビングとキッチン・浴室・トイレを設置し、昼間できるだけ自立した
生活が送れるようにホームエレベーターの他、高さが調節できる洗面台や各所の
手すりなど、バリアフリーを積極的に推し進めた。

設計した山本秀明建築部長は「生活の中心を二階にしたことでプライバシーが保
て、心が開放できるようになったと聞きました。また、移動の自由はもちろん温度差
のない”温度のバリアフリー”が、リハビリにも好結果をもたらしたようで、”暮らして
一週間で、一人でトイレに行くことができるようになった”と喜んでもらえました。

住む人のこうした声や実績があったので、数ある新築物件の中から今回迷わず応
募しましたが、それが評価されて嬉しい」と話している。


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