ヒゲの平成徒然草 1999年9月14日号【第  25号】発行部数 ?
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□■□■  たてもの怪獣ランド (1)  ウレタン星人 
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特徴:断熱惑星からやって来た。
現場で発生する泡状ものと、工場で発生する板状のものがいる。
軽くて弾力性があり、現場になじみやすい。
水や湿気に強い

武器:独立気泡体と呼ばれるきめこまかな細胞が高い断熱性能を持ってる。
燃えると有毒のシアンガスを発生する

弱点:紫外線に弱い。火に弱い。火が付くと爆発的に燃焼する

HP(強さ)
  板1号:  熱伝導率0.021 熱伝導抵抗47.6 密度45以上
  板2号:  熱伝導率0.021 熱伝導抵抗47.6 密度35以上
  板3号:  熱伝導率0.022 熱伝導抵抗45.5 密度25以上
  現場発泡: 熱伝導率0.022 熱伝導抵抗45.5 密度30〜50

フィールド:建物の壁の中に生息する


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 高気密・高断熱住宅の 基礎用語

熱伝導率
 物質の伝導特性を表すもので、数値が低いほど断熱性能が高い。

ちなみに木材は0.13でコンクリートは1.4、鉄は46もある。
木の断熱性能は鉄の約350倍あることになる。
 

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新コーナー 
高断熱・高気密住宅について もっと知りたい!

高断熱・高気密の家を十分理解していただくためにヒゲの平成徒
然草の読者の方が気になる素朴な疑問をQ&Aにまとめてみました


Q:ウレタンの断熱材は燃えるとどうなりますか?

A:爆発的に燃焼します。燃焼時に有毒のシアンガスを発生します。
   参考までに宮城県で起きたウレタン火災 1人死亡16人けがと
   東京消防庁のウレタン保冷車火災のHPにリンク出来ます

           
宮城   工事中          消防庁  工事中

 回線を接続し、写真をクリックして下さい 
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Q:ウレタンの断熱材を使っている工法には、どんなものが有りますか


A:現場発泡の工法、FPの家、北国ホーム、イビデン、アキレス外張り、
 システムホーム21、ジャンボパネル等が有ります

 営業マンが ウレタンに難燃剤を注入しているから安心ですと言うかも
 知れませんが 難燃剤は 経年で効果が無くなります。

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Q:ウレタンが燃えても逃げれますか?

A:ウレタンによる死亡災害発生状況です
   ほとんど逃げ送れたかCO中毒で亡くなっています

建設現場におけるウレタンフオーム等発泡プラスチック系断熱材の火災による
災害発生状況(死亡災害)

   
平成 6年11月12日 福岡  
死亡者数(人) 1  

RC3階建倉庫解体作業において、1階倉庫内の鋼製棚をアセチレンガスで
溶断中、火粉がコンクリート壁に吹き付けられた断熱材(ウレタンフオーム)
に引火し、逃げ遅れた。



平成 6年 4月26日 京都  
死亡者数(人) 2  
競馬場の内装改修工事において、天井ダクトの配管作業中吹き付けてあった保温
材(ウレタン)から出火し付近が炎上した。
このため作員1名がCO中毒で、1名が熱傷でそれぞれ死亡した。



平成 6年 4月 2日 秋田  
死亡者数(人) 2  
地下ビット内において床のはつり作業及び清掃作業中、ビットの天井断熱材が燃
えだし、CO中毒で死亡した。
 
平成 6年 3月31日 北海道 
死亡者数(人) 2  
増築部分の9階床下ビット内の結露防止のためウレタンフオームの吹き付け作業
を行い、昼食のためビットから出ようとしたところ、爆発が起こった。

 
平成 2年 6月23日 北海道 
死亡者数(人) 1  
工事現場の覆工型枠内側の鉄筋に木枠の変形防止のため使用するセパレーター
(ボルト)をアーク溶接により取付中 断熱材(硬質ウレタンフオーム)に引火
し火災となり、発生したガスにより被災した。


 
平成 2年 6月18日 北海道 
死亡者数(人) 1  
被災者は温泉新築工事現場において、給湯に係る工事中、同地下1階において滞
留していたと思われる可燃性ガス(メタン)に何らかの火源により着火し、同時
に天井に貼つけていたウレタンフオームにも燃焼し被したもの。 



昭和63年 5月25日 北海道 
死亡者数(人) 1  
水産加工場増築現場の2階でエレベータ設置のためアーク溶接をしていたとこ
ろ、同じ2階フロアーで床面の防水工事に使用していた一液型ウレタン系プラ
イマーに火花が引火し、火災となり逃げ遅れ焼死した。 



昭和61年11月18日 北海道 
死亡者数(人) 2  
骨造2階建の建築工事現場において、溶接の火花がボリウレタンフォーム(断熱
材)に引火し火災が発生し2階フロアーで作業中の被災者は逃げ遅れてCO中毒
により死亡した。



昭和60年 8月10日 北海道 
死亡者数(人) 1  
鉄筋のガス溶断中、飛散した火花が断熱材(硬質ウレタンフオーム)に引火して
火災が発生し、CO中毒になった。 


昭和60年 6月26日 東京  
死亡者数(人) 2  
マンション新築工事において、被災者2人で1階床下に入ってポリウレタン樹脂
吹付けによる断熱工事中、酸欠と発火燃焼ガスにより中毒及び全身熱傷になった。

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−−−−−−−−−−−−−−−−死亡者合計15人


山栄建設の家 FB工法は断熱材に 熱にも湿気にも強い
押出し発泡スチレンを使用しています。

自己消化力があり爆発的な燃焼はありません
万一の火災でも有毒ガスを発生しません

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