ヒゲの平成徒然草 2000年 6月 28日号【第 161号】発行部数 ? ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ □■□■ きもち良い話 □■□■ 昔はのんびり、乾燥に時間をかけました □■□■ 家の「骨」の本 中国木材資料より ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 家屋の寿命を延ばす! 木造住宅は地震に強いことを知っていますか? また木造住宅はうまく建てれば50年でも100年でも寿命があることを知って ますか? そのヒミツは家の「骨」にあります ================================== ▲昔はのんびり、乾燥に時間をかけました▲ 昔は時間にゆとりもあったので、まず木材は何年も寝かせて、乾燥させたものを 使うことが常識でした。 腕の良い大工さんはそうした自然乾燥材を一本一本吟味し、さらに乾燥減りも計 算に入れながらゆっくりと家を建てていきました。そして構造体ができあがってか らも、さらに何ケ月かそのままにして、完全に乾燥させてから内装にとりかかった ものです。 しっかり乾燥させることが、昔の大工さんの知恵だったのですね。 こうして乾燥させた木材は、現代の数値で表現すると含水率18〜15%程度に なっていたものと思われます。 ================================== 先日、中国電力発柳井電所へマイクロガスタービンの視察に行きました せっかくだからと室町時代から油で栄えた瀬戸内の小京都。白壁の蔵が建ち 並び石畳の町並みで風に柳がそよぐ柳井の街並みを散策しました。 木材を充分に乾燥させ、適材を適所に使うと100年でも200年でも持つ 家を造ることができるのですね 蔵の造り方は柱の外を土壁で囲う外断熱です。 柱が常に空気に触れているから湿気ないで今日まで持っています 3A建設の家FB工法と同じしくみです。 昔の人の知恵は素晴らしいですね ================================== クイズです 柳井にある重要文化財「国森家」は約250年前の白壁の塗り家造りで、 外観は妻入り入母屋造りの建物です。 ここで見られる街路と家を区切る「しとみ戸」(昔の雨戸)のことを何と 呼ぶでしょう @しゃちょう Aぶちょう Bかちょう Cかかりちょう 答えはこのメールの最後にあります ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 広告です 美しい部屋別冊 「私の家づくりNo,34」 全国の書店で発売中 ♪ 表紙の裏をご覧下さい。見開きでFB工法の広告が載っています。 端っこに小さく山栄建設も書いてあります ^^; 本文P134には福島県でFB工法の家を建てられた長久さんのお宅が 紹介されています ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ こたえ Aぶちょう です 平安時代の寝殿造りの建具に端を発するといわれています。 もどる