ヒゲの平成徒然草 2001年25月日号 【第 283号】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆
        
□■□■   断熱方法の違いにより 住宅の性能はどう違うのか
  □■□■ 蒸し暑さの日本の住宅文化は正しいのか
□■□■ 

       
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ご無沙汰してます
先日から降り続いた雨がやっとあがりました
梅雨の走りのような 空模様でした


吉田兼好が徒然草のなかで 家の造りは夏を旨とすべしと書いたように
日本は高温多湿の国です。


日本の気候風土は 豊かな水がもたらす湿度と その湿度が暑さと結び
ついてつくる「蒸し暑さ」に最大の特徴があります。

ぞうり、わらじ、下駄、足袋、フンドシ、腰巻、ひとえ、ハッピ、浴衣、
きもの、さむえ、ダボシャツ、ステテコ、開襟シャツ、木造、高床、
わらぶき屋根、障子、ふすま、蚊帳・・・
先人たちは衣・食・住のさまざまなところに「湿気」への対応をしてき
ました。

しかし、急速な西欧化の中で 私たち日本人は 日本の気候風土とは矛
盾する生活様式を選んでしまいました。


オイルショック以降 暖房費の節約のため住宅にグラスウールの断熱材
が使われるようになりました。

これはダボシャツや開襟シャツをやめてセーターを着込み綿の靴下に運
動靴を履いたのと同じです。

最近ではさらに厚手のセーターにしてその上にレインコートを着込みナ
イロンの靴下に革靴やブーツを履いたのと同じ高断熱・高気密住宅がブー
ムになってきました。

これでいいのでしょうか・・・
忘れないで下さい ここは水の国 日本なのです。



蒸し暑さの日本の住宅文化は正しいのか

断熱方法の違いにより 住宅の性能はどう違うのか

冬の暖かさ、夏の涼しさ、気密性、防湿工事、電気・設備工事
換気・冷暖房床下小屋裏その他の項目で比較しました

ヒゲの平成徒然草 ホームページ 「比べてみよう」でご覧下さい

ポイントは 床下と壁の中の換気です


戻る