ヒゲの平成徒然草 2001年 5月29日号 【第 285号】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆
        
□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいのお手入れガイド
□■□■ 住まいの防災対策、他

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


蒸し暑くなってきました
鞆の浦では26日に初夏をつげる花火大会がおこなわれました。
浴衣祭りで有名な広島の「とうかさんが」6月1日から始まります。
広島の梅雨入りももうすぐです。

吉田兼好が徒然草に「家の造りようは 夏を旨とすべし」と書いたように
日本は高温多湿の国です。

これから数回にわたり 山栄建設がお施主様にお渡ししている
末永く快適に暮らすための 住まいのお手入れガイドをお送りします
ご参考にしていただければ幸いです。

=============================

快適な生活をするためには、住まいの快適性を維持するだけでなく、
防災対策にも注意が必要です。

住まいの老化を早める「結露」や「しろあり」など、また、自然の災害
により思わぬ事故が起きないよう、万全の対策が望まれます。

転ばぬ先の杖として、参考にしてください。

=============================
【腐朽菌】【しろあり】
高温多湿の日本で、住まいの耐久性に大きな影響をもたらすのが、
腐朽菌やしろありによる被害です。

見えない所で進むことも多く、日頃の住まい方や被害の早期発見が
大切です。

==============================
【腐朽菌】

・木材の腐れは腐朽菌によるものですが、この腐朽菌は、湿度80%
以上、温度10℃以上で発育を開始します。

水分の管理が何より大切です。

<チェックポイント>
■浴室・洗面所・台所などの水まわり
これらの場所は湿気が多くなる上、北側に面することが多く、腐朽菌が
生育しやすい条件を持ってます。
日頃から、水のかかるところや給水管のまわりなどに注意しましょう。

■土台
土台は最も地盤面に近いところのある木材で、それだけ湿気の影響を
受けやすくなります。
定期的に点検し、10〜15年を経過した時点で、防腐処理などをし直す
ことも必要です。

■雨どい付近
雨どいから溢れた水や、破損個所からの漏水によって、腐朽の危険が
あります。
特にモルタル壁に亀裂があると、そこから雨水が浸入し、下地板を腐朽
させますので注意しましょう。

※その他、開口部周辺などの結露の生じやすいところは、腐朽の危険が
あるので注意しましょう。




戻る