ヒゲの平成徒然草 2001年 7月 19日号 【第 319号】

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□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいのお手入れガイド
□■□■ 住まいの防災対策 【床】「たたみ」その2

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【床】「たたみ」

<損傷と補修>「汚れがひどい」
1.きれいに掃除します。
2.住居用洗剤(酢でもよい)をぬるま湯で薄め、布を浸してかたく絞り
  たたみの目に沿って拭きます。
3.たたみの目に沿って数回の乾拭きをします。

<損傷と補修>「へこみ」
へこんだ部分に濡れたタオルを当て、アイロンをかけて直します。

<損傷と補修>「インクのシミ」
紙で吸い取ってから、牛乳でしぼった布で拭きます。

<損傷と補修>「クレヨンのシミ」
ガソリンをしみ込ませた木綿の布で拭きます。

<損傷と補修>「ガム」
シンナーまたはベンジンをしみ込ませた布で拭きます。

<損傷と補修>「油のシミ」
住居用洗剤をしみ込ませた布で拭いた後、酢やアルコールをしみ
込ませた布で拭きます。

<損傷と補修>「小さな焼きコゲ」
消毒液をたっぷり含ませたタオルなどで、たたきながら脱色します。

<損傷と補修>「大きな焼きコゲ」
1.コゲた部分を切り取ります。
2.切り取った部分よりやや大きめの切れ端にアイロンボンドをつけ
  ます(たたみ屋さんからわけてもらうとよいでしょう)
3.畳の目に合わせて押し込んでください
4.その上からアイロンをかけます。

<損傷と補修>「縁の汚れ」
1.古い歯ブラシに、水で薄めた中性洗剤をつけて軽くこすります。
2.蒸しタオルでたたいて乾拭きします。




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ヒゲのひとりごと

ヒゲの天才・秀才・バカ

ヒゲ「畳の縁を踏んではいけないのはなぜか」

天才「親の顔を踏むのと同じだと 年寄りが言ってました」

秀才「畳の縁が擦り減るからです」

バカ「床下の刺客が 畳と畳の間に 槍を突き刺すからです」

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ヒゲ「板の間と畳の間 傷まないのはどっち」

天才「板の間でしょうか」

秀才「住む人の使い方によると思います」

バカ「畳の方が 傷まない(板間無い)」


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ヒゲ「畳の語源は」

天才「たためるもの、重ねられるもの、敷物すべてを意味しています」

秀才「古事記や日本書紀に見られます」

バカ「ごげんって五時間目のことですか」

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ヒゲ「畳表の素材は」

天才「イ草です。広島県・熊本県・岡山県が産地ですが中国からも輸入していま
   す。」

秀才「イ草には、丸イと七島イの二種類があります」

バカ「そうざいっておかずのことでしょ」

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ヒゲ「畳床は何でできているか」

天才「昔からの天然素材の稲わらです」

秀才「木質素材のインシュレーションボードや、発泡ポリスチレンフォームなどの新
   素材で作られています」

バカ「畳どこ? (・・ )  ( ・・) キョロ キョロ」


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