ビジネス情報 平成16年3月20日 工務店の技あり施工⑰ 山栄建設(株) 健康住宅の条件に対する 山栄建設の取り組み 2 健康住宅の条件のうち、結露による建物汚染防止やカビアレルギーの発生予防について山栄建設㈱の山本社長に伺った。 ◇なぜ結露するのですか? 結露は、空気中に含まれる水蒸気が露店温度より低い温度の物体に触れると発生します。 空気は、温かいほど多くの水蒸気を含みます。 従来の家では、暖房してある部屋と暖房していない部屋があるため、暖かく湿った空気が寒い場所に移動して結露していました。 また、暖房していた部屋も、寝るときや外出する時に暖房を切ると、冷えた空気は今まで含んでいた水蒸気を含み切れなくなり結露になります。 当社のホームページで露店温度シムレーションができますので、試してください。 ■露店温度シミュレーションへ ◇山栄建設の家「FB工法」の結露を発生させない技ありは? まず、二十四時間家じゅうの全ての場所の温度を露店温度以上にして一定に保ちます。 次に、家じゅうの空気を計画的に換気します。空気がよどむと結露しやすいだけでなく、カビの発生や有害物質の排出ができなくなります。 隙間風が充分入っていた昔の家には結露の発生はありませんでしたが、アルミサッシの普及に伴い、結露の発生も広がってきました。 建物が高気密化、高断熱化すればするほどこの換気は大切です。 昨年から新築住宅には換気が義務付けされましたが、居室だけでなく、押し入れや床下、壁の中などの換気も結露防止には重要です。 結露の発生する仕組みを熟知していない業者が設計施工すると、結露対策はできません。 ◇山栄建設の家 FB工法の換気に対する技ありは? 熱交換された一時間あたり150立方メートルもの新鮮な空気を床下に送り出し、壁の中や部屋を強制的に換気し、トイレやクローゼットなどから吸い込み排出します。 家じゅう全てを計画換気するのです。 ◇カビが原因となるアレレギー性疾患は? 代表的なもので、気管支ぜんそく、過敏性肺炎、鼻アレルギーなどがあるようです。 気管支喘息は人口の1~2%、 約200万人がぜんそくを患っていると言われています。 せんそくのアレルゲンの一位は室内塵(主成分はダニの市街とふん)が49%、二位はカビで23.7%です。 過敏性肺炎は空調熱、加湿器熱とも呼ばれます。 エアコンの風や加湿器の蒸気とともに舞い上がった真菌胞子を吸い込むことでおこります。 鼻アレルギーの人は人口の約10%といわれています。 鼻アレルギーの人の30%がぜんそく、ぜんそくの人の70%が鼻アレルギーといわれています。 高温多湿の我が国では、住まいはかなり早い時期から湿気の管理機構を持っていた。 この根本的な機能が安全・健康・快適というテーマに対する解答に違いない。 問い合わせ 山栄建設株式会社 福山市御幸町下岩成1144-3 電話 084-955-7700 ■メディア掲載に帰る ■工務店の技あり施工に帰る