ビジネス情報 平成16年6月20日 工務店の技あり施工⑳ 山栄建設(株)


健康住宅の条件、その四つ目として“居室内空気環境が良好な住宅”が挙げられます。
空気汚染物質による健康阻害の防止をどのように行っているのか山栄建設の山本社長に伺った。

◇望ましい居室内空気環境とはどんな状態でしょうか

次の九つが挙げられます。
1.排泄臭などの悪臭、調理時の油煙や匂いが室内に充満しないこと。
2.人体への影響が心配される汚染物質で汚れていないこと。
3.風邪などひきにくい、またアレルギーが起こりにくい空気環境であること。
4.高原や滝つぼ周辺のように、清浄な空気に近いこと。
5.時には、森林浴に代表されるように精神的なやすらぎを生み出す香を有すること。
6空気の汚れを連想させる淀んだ場所を生じない適当な気流が空間全体にあること。
7.梅雨時・夏は湿っぽくなく、冬は乾きすぎず、一年を通して適当な湿度であること。
8.ゾクッとした寒さを感じるすきま風や足元の冷たさ、冷ふく射がないこと。
9.熱帯夜でも熱気や寝苦しさを感じさせないこと。


◇望ましい居室内空気環境にはどうすればできますか

床下や柱にシロアリ駆除剤や防腐剤を使用している時点ですでに望ましくはありません。
疲労、めまい、体力減退、不眠、呼吸器疾患の悪化、自律神経障害など化学物質過敏症対策として、ある
種の化学物質を含まない建材の使用が義務付けられましたが、それだけでは不十分です。
次の四つの条件を満たしていないと、望ましい居室内空気環境にはなりません。
▽家じゅうの計画換気が可能
▽温度や湿度の調節が可能
▽高い気密性能
▽高い断熱性能。また、押し入れや下駄箱の中、床下、壁の中などの空気環境も大切です。


◇最後に、望ましい居室内空気環境にするための山栄建設の技ありを教えてください。

床下や柱にシロアリ駆除剤や防腐剤を使用していません。
室内はもとより押し入れや小屋裏までシックハウス法の最上位規格の建材を使用しています
そして、断熱・気密・空調・換気全ての性能をバランスよく満足させることによって、温度や湿度を管理し、ニオイ
や化学物質、ダニやカビなどの影響を受けにくい、真に快適な空間を家じゅうに造っています。


問い合わせ
山栄建設株式会社
福山市御幸町下岩成 1144-3

電話084-955-7700



 ■メディア掲載に戻る   ■工務店の技あり施工に戻る