ビジネス情報 平成17年 2月20日 工務店の技あり施工㉘ 山栄建設(株)


◇ 一生に一度の家づくり。
後悔しないためには、やはり注文する側にも知識が必要です。

今回は壁の断熱について、山栄建設の山本社長に伺いました。

普通の住宅はグラスウールの断熱材を壁の中に入れます。
これは、壁の中の空気が移動して熱が逃げないようにしているわけですが、間仕切の床や天井部分でうまく断熱材が密閉できず暖まらない家も多くあります。
また、空気を動かさないようにしているので、湿気が入ると蒸れてしまいます。
ですから、断熱材をビニールなどで覆うことが義務付けられていますが、これではせっかくの木造住宅のメリットを活かすことができません。


◇木造の家のメリットというと?

木の家は呼吸をしているので大変気持ちが良いと言いますが、それは家の中の湿気を木材が吸ったり吐いたりしているからです。
しかし、ビニールで覆われたり断熱材を敷き込まれた家は木材が湿気を吸ったり吐いたりできません。
当社のFB工法は壁の中に何も入れず、換気扇を利用し、新鮮な空気を循環させたり床下の暖気を自然循環させたりしています。
ですから木材が空気に触れ呼吸できるのです。
柱が乾燥するのでシロアリ駆除剤や防腐剤は不要なのです。


 山栄建設の家 壁断熱の技あり
 1.木材の調湿作用を得られ、住み心地が良い
 2.建物全体が新鮮空気で呼吸しているので、丈夫で長持ち
 3.壁の中を床下の暖気が自然循環しているので、家全体が暖かい
 4.壁の中が空いているので、電気工事やメンテナンスが容易
 5。優れた断熱性能。熱にも湿気にも強い断熱材




◇断熱材の種類と特徴について教えてください。


一般的なのがグラスウール。
熱には強いのですが、湿気に弱いうえ圧縮や沈下による有効厚の減少で断熱性が低下する危険があります。
また、、室内側に密着させ、すき間をなくすように施工しなければなりませんが、それはかなり難しい作業にさります。
硬質ウレタンフォームの断熱材は、断熱性は高いのですが、爆発的に燃焼し有毒ガスを発生させます。

山栄建設では、断熱性がたかく、熱にも湿気にも強く、燃焼時に有毒ガスの発生しないポリスチレンフォームの断熱材を使っています。
断熱性能は、グラスウールの約2倍、土壁の30倍、コンクリートの60~80倍もあります。


◇外断熱では全て同じ断熱性能でしょうか?

全ての外断熱工法が全く同じ断熱性能ではありません。
同じ種類の断熱材を使用していてもその厚さにより断熱性は変わります。
よく使われる3センチ厚のポリスチレンフォームは6センチ厚のグラスウール、つまり今まで不通に建てられている家の断熱性能と同じです。

山栄建設は、壁に6センチ、天井に12センチ厚のポリスチレンフォームを使用しています。
12センチの柱にぎっしりグラスウールが詰まった状態と同じ断熱性能ですね。


FB工法は住み心地も良く、さらに構造も断熱性も安心ということなんですね。
さすが、工務店の技あり施工です。


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