ビジネス情報 平成20年 12月 1日 工務店の技あり施工 73 山栄建設(株)
家づくりの基礎を、木曽一家とともに学びましょう。 第十七話
そうよ。その調子
お母さんは空気の情報を何か感じない?
かんじない?
というより、こうなると思っていたけど。
母さんは気持ちよさそうに寝ているよ。
やっぱりな。 トドだなまるで。 イビキまでかいて。
それにしても、でっけぇケツ。
ケツと言えば、結露も空気の情報ね。サクラちゃん
ケツから結露って、かなり強引ですけど、もちろんとても大切な空気の情報です。
これが、読めるようなら一人前です。
一人前です。
ねぇ、結露ってどうしてできるの?
結露は、空気中に含まれる水蒸気が、露点温度より低い温度の物体に触れると発生するの。
たとえば、温度20℃、湿度60%の空気の露点温度は12℃なの。
押し入れの壁や窓などが12℃以下になっていたらそこで結露するのよ。
そうか、それで焼酎のお湯割りのグラスは結露しないのに、焼酎のロックや水割りのグラスは結露するんだな。
この原理を理解しているからこそ、家じゅうすべての場所の温度を24時間常に露点温度以上にして、
結露の発生を抑えようという“技ありが”山栄建設の家FB工法です。
昔の家はすき間だらけで寒いのに結露しなかったのはなぜなんだ?
もう一つ、結露の発生を抑えるために有効なのが換気です。
空気が淀むと結露しやすいだけでなく、カビの発生や有害物質の排出ができなくなります。
そうか、昔の大工さんは換気の必要性を知っていたから長持ちする家を造っていたんだね。
なるほど、“大工交響曲 換気の歌”はその必要性を説いた歌なんだな。
違うと思う・・・
(次号に続く)
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